沈黙の橋
沈黙の橋 / 感想・レビュー
sken
これまた異色の作品。第二次大戦で北海道がソ連に占領され、札幌の一部が西側に、残りの札幌と北海道全部が東側になったという、いわばかつてのベルリン状態でのエスピオナージ・スパイものです。わりとスパイものとしては王道の作りであり、それなりに緊迫感のある展開が続くのですが、最後のシメの部分はそれとは全くことなった行動原理によって起こされていたという物語で、正直なところ個人的にはそれほど高い評価にはなりませんでしたが、これも東直己という作家の一部分なのかといった思いでございましたぃ。
2013/04/21
depo
第二次大戦後、ソ連のスターリンはマッカーサーに北海道をソ連の占領地区にと要求した。マッカーサーが拒否したので北海道がソ連に占領されずにすんだが、もしかすると、本書のような日本分割が行われていたかもしれない。
2019/08/22
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