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尾張春風伝 下

尾張春風伝 下

尾張春風伝 下

作家
清水義範
出版社
幻冬舎
発売日
1997-11-01
ISBN
9784877281915
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尾張春風伝 下 / 感想・レビュー

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Haru

名古屋の方にぜひお勧めしたいです。今日言われる名古屋人気質の一部は、この殿様から受け継がれているのではないでしょうか。「この世を楽しむ」が信条の宗春は、時の将軍吉宗とは真逆の政策で名古屋を江戸・京都に次ぐ第三の都にしようと奮闘する。時代を先取りしすぎた政策と生来の楽観主義、さらには粘り腰が欠けていたこともありたった8年しか続かなかった治世ですが、題名の「春風」が示すように、本当に爽やかで破天荒で粋で気持ちのよい殿様だったと感じました。最後の「平気な顔をして宗春の墓は混じっているのだ」のくだりが好きです。

2013/03/23

須那 雄太郎

津山市立図書館

2021/10/21

Ryuji

★★★★★8代将軍徳川吉宗と同時代に生きた尾張藩主徳川宗春。吉宗と180度違う考え方や政治手法、とても痛快な人物。緊縮財政か財政出動か?現代日本に置き換えてみても面白い。それにしても徳川家(将軍家・御三家・御三卿・親藩)というのは江戸幕府260年を通して本当に良い人物がたくさん出た家だとつくづく思う。

2012/10/29

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