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金色の雨

金色の雨

金色の雨

作家
藤田宜永
出版社
幻冬舎
発売日
1999-05-01
ISBN
9784877283032
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金色の雨 / 感想・レビュー

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あつひめ

年を重ねると心の奥底にしまっておきたくなることばかりが増えていく。時には甘く、時には苦く。たまに、もうすべてをなかったことにして真っ白な心になりたいと思うこともある。しかし、悲しいかな…人間であるがゆえに、温もりを求めてしまう。過去を上書きしていくように…。人との出会いはタイミング。時には神様のいたずらのように…思いとは裏腹になることも…。若い頃では思いもつかないような燃える想いを大人は心の中で燃やし続けることもある。

2014/11/25

キムチ

筆者定番ともいうべき「軽井沢にての『大人の男女』の恋愛ラビリンス」文は手慣れているし、展開もお洒落だし、チープトリックでもなく、辟易しない程度のプチブルジョアを楽しむのにはもってこいの連作集。 まだ人間を止めたわけじゃないけど、こういった世界は卒業かな(全く独断と偏見で) 筆者は痛く軽井沢をお好きのようで、ちょうど現代版有島武郎、もしくは立原正秋か。 奥さまの描く世界も酷似しているように思う。 軽井沢に行ったら60歳前後の「こういった世界」の男女によくお目にかかるけど・・

2013/02/27

彩美心

恋愛小説というには少し重いが雰囲気は楽しめた。大人の恋はいろいろな背景があって軽く流して読むことはできない。しかし、どれも経済的に余裕のある恋で、ちょっと気取った暮らしがあって、読んでいてなんとなく豊かな気分になれた。でもやっぱり私には大人すぎたかも。年齢層は同じなんだが経験値が違うんだろうな。

2014/12/11

買った記憶もないまま10年以上積んだままだった本。表紙が変色してました。あまり評判にならなかったようですが、軽井沢を舞台にした男女の連作短編集。どろどろでもなく、ドライでもなくいい感じです。今の年齢で読んだのが良かったのかも。

2011/11/21

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