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憂国呆談

憂国呆談

憂国呆談

作家
浅田彰
田中康夫
出版社
幻冬舎
発売日
1999-07-01
ISBN
9784877283209
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憂国呆談 / 感想・レビュー

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葛西狂蔵

ある程度のページまでは、結構楽しく読めたが、延々と政治批判を続けられても流石に飽きてくるのが正直なところ。全体的な主張に正当性も妥当性もあるとは思うが、どちらも良くも悪くも80年代的感覚のまま何でも相対化して批判ってのは如何なものか。まぁ、立場や主体をフレキシブルに選択する故のメリットもデメリットも示していている。

2015/10/28

がんぞ

P226田中「林真理子、深田祐介に代表される愚かな“文化人”が『新しい歴史教科書を作る会』で戦後の歴史を見直そうと言う」「だったら朝鮮の植民地だったことも認めなさい(取意)」、p291田中「文学者と称する連中もなんら政治に関与してない。全員が林真理子状態」彼の思うようにしない者は馬鹿に見えるのだろう。p245「(筒井康隆について)一方的に被害者の振りをしている。『てんかんの奴は運転するな』って書くのは、肢体不自由、脳性マヒは運動するな、生きてるなって言うのと同じことでしょ」同意を求められた浅田も困ったろう

2014/12/06

がんぞ

雑誌に連載された時事放談。’94〜97。危機感があるのか、世間を見下しているのか、莫迦なことを(頭良い人は性欲も強いらしく下ネタ多し)言い交わす。折しも阪神大震災が発生し田中は「オートバイ隊」で救援物資を届けた。それは認めるが「筒井康隆は断筆を解くべき」は言い過ぎだろう。長野県知事になるとは自身想定してない発言が彼を政治に追いやって行く…。浅田彰も「従軍慰安婦問題は謝罪して国家賠償するべきだ」「教育普及、鉄道敷設、植林推進、猛獣麻薬風土病絶滅と良いこともしたが、帝国の為という動機が悪かった」と韓国に媚びる

2013/03/09

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