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ゆめうつつ草紙

ゆめうつつ草紙

ゆめうつつ草紙

作家
原田宗典
出版社
幻冬舎
発売日
1999-11-01
ISBN
9784877283421
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ゆめうつつ草紙 / 感想・レビュー

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おはなし会 芽ぶっく 

読み友さんのレビューで、『ぜつぼうの濁点』 https://bookmeter.com/books/446583 込みの原田さんの著書があると知り、早速借りました。20編の短編集 『 嘘の女王 / ヨボヨボの殺し屋 / お金のない国 / 無意味な季節 / 誰かが誰かを / 三人めの天使 / 失われた女 / 消す魔術師 / 何の印象もない女 / 何でも屋の恋 / 願いの壺 / 一途なハーモニカ / 初めての素 / 漂う町にて / 矢印の方へ / ぜつぼうの濁点 / ひとりと云う鳥 →

2022/04/12

Mac Kurosawa

図書館本。20の掌編からなるオトナのおとぎ話。一気に読んでしまうのは勿体なかったなあと思う。理想としては、一晩で1話ずつ酒でも傾けながらじっくり味わいながら読むのが良いかもしれない。寓意性のあるものもあればブラックすぎて笑えないようなものもあり、現実的な虚しさを覚えるものもあれば希望を感じる良い話もある。個人的には「ぜつぼうの濁点」が好き。キレイすぎるきらいはあるが。あと、裏切られた感が心地よい2006歳の話も良い。

2016/10/25

ぼんくら

『ぜつぼうの濁点』の元本ということで読んでみる。20の短い詩のようなおとぎ話。意味深なのか軽いノリなのか、笑っていいのか深く考えるべきなのか。とにかく、嘘の女王と真実の王子の恋、胸の穴をかかえて漂う町、サギやイノチトリや気ツツキを扱う鳥屋の売るひとりという鳥、など、どのお話も面白い。『シンユウ記』『秘密』が良かった。『ぜつぼうの濁点』にぴったりの絵をつけた柚木沙弥郎さんはすごいなぁとあらためて感心しました。

2011/10/25

acesmile@灯れ松明の火

ショートショートの神様と呼ばれる人がいるのでどうしてもこういう本は「星新一の真似じゃん」と思われがちである。それを払拭して新境地に達しているのがこの本だと思う。詩のような七五調で用紙の下半分は要らないんじゃないかと思うほどwリズムがありいわゆるショートショートとは違う感覚で読み進められる。お伽話のような展開で落ちを含めて不思議な気分で物語が終わる物が多い。まぁその点は星新一にも似た感じではあるのだが。著者自信がとっても不思議な感じのする人なのでw原田宗典らしいと言えよう。読みやすく小中学生にもお勧め。

2011/05/31

Yuko

<そうなのです。こちらの世界の四季というのは、いっぷう変わっているのです。春、夏、秋、無意味。この四つめの季節が曲者なのです-。夢か現か幻か。詩でもない、小説でもない、全然ちがう物語。> 「ぜつぼうの濁点」初出本 不思議な物語 異次元・異空間にからだごと持っていかれます あー、目が覚めて、良かった~ 戻ってこられて、良かった・・

2017/06/11

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