愛なんか
愛なんか / 感想・レビュー
青蓮
「夜が傷つける」「世にも優しい、さよなら」「私が愛した男」「共犯者」「偏愛」「霧の海」「朝な夕な」「長い旅」「幸福の向こう側」「恋愛勘定」「悪女のごとく」「ただ狂おしく」短編12編収録。不倫したり、浮気したり、同性に恋したり、ぞっとするようなストーカーまで。色々な形の愛がある。恋愛って何だろう?どうして人は恋愛するんだろう?恋愛は理屈じゃないけど、恋愛血中濃度3%未満(要は恋愛に縁がない)な私には恋愛は不可思議な現象です。何か答えが欲しくて恋愛小説読んでしまいます。
2015/10/23
あやさくら
久しぶりの唯川さん。愛に纏わる短編集。愛は美しいもの…ではない。嫉妬や執念深さ、意地など…ドロドロとした部分もあるのだ。毎度、唯川さんの作品では恐ろしい女の闇をうまく表現されているなと面白く読ませてもらえる。読みやすく面白かったです。
2020/08/14
らなん
12の短編集。恋愛小説ではあるけれど、穏やかな雰囲気の話というわけではなく、ストーカ一のあげく相手を傷つける女性、婚約者がいるのに別の人にのめり込み、いつしか生活も墜ちているのに全く後悔のない女性、と恋愛に貪欲な女性が多かった。中でも印象的な人は、貢いで来た同じ会社の年下男性に、婚約者がいることがわかり、異動で別れるまでに、社内からも取引先からも女性からも傲慢で嫌われる人に育て上げて復讐をする女性。痛快だな。
2019/09/22
きゃらぶ
どれも「なってはほしくない女」だったなぁ。色々、辛かったり傷ついたりしても自分が選んだ道(恋愛)と思えば卑屈にはならないはず。素直に愛したら、いいいいいんじゃない?恋愛なんて結局は自己満足なのですから。
2014/08/02
そのぼん
恋愛ものだけど、時々怖くなるような短編集でした。主人公の女性達に、どこか歪みが見えたような気がしました。
2012/01/26
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