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南国再見 (幻冬舎文庫 い 7-3)

南国再見 (幻冬舎文庫 い 7-3)

南国再見 (幻冬舎文庫 い 7-3)

作家
狗飼恭子
出版社
幻冬舎
発売日
1997-08-01
ISBN
9784877284886
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南国再見 (幻冬舎文庫 い 7-3) / 感想・レビュー

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TANGO

ある夏の1日の物語。これを読むと植物園に行きたくなる。ムッとする温室で南国の植物に囲まれたい。青い空と熱い空気と冷たい胸のうち。「悲しいことがひとつあったら、嬉しいことをふたつ考えればいい。」

2013/06/13

n.urabe

こころない心。からっぽの笑顔‥など、出てくる言葉が、綾波レイのモノマネしながら読みたい本だと思った。立ち読みにて読了。んー、、、パサパサした感じ。フシギ。

2012/12/05

yamakujira

死んだ彼を想いながら、彼の遺したコートを着て、真夏に南国を求めて、新宿御苑の温室をさまよう。彼が死んだとも書かれてないし、彼の死因もわからないけれど、彼女の喪失感から、彼女が知らない旅先で事故死したのだろうと想像してしまう。彼の匂いが染みついたコートに身をくるむ彼女の悲哀が切ないほど伝わるのに、物語の展開はともかく、使われる言葉とかページレイアウトとか挿絵だか写真が好きになれない。20年ほど前の著作に、都会に暮らす感度の高い若い女性が好みそうな作品だな、と妙な偏見を抱いてしまった。 (★★☆☆☆)

2019/09/05

cocoon

現実逃避をしたくなると読みたくなるのが狗飼恭子さんです。出口ではなく、入口のはず。少し勇気付けられた言葉です。10代の頃は感情移入して読んでいたけども、今では少し、恥ずかしさも感じてしまう。それでも好きな作家さんです。

2012/04/04

saji

まだまだ粗削りな文章だなと思うけれど、相変わらずの淡々とした、胸の奥に一文ずつ落ちて沈んでいくような文章。愛を知ると失う時が怖くなる。なので主人公の最初の気持ちにはとても共感した。最後入り口からの出発というのがよかった。

2010/05/27

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