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あいたい気持ち (幻冬舎文庫 い 7-5)

あいたい気持ち (幻冬舎文庫 い 7-5)

あいたい気持ち (幻冬舎文庫 い 7-5)

作家
狗飼恭子
出版社
幻冬舎
発売日
1998-02-01
ISBN
9784877285562
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あいたい気持ち (幻冬舎文庫 い 7-5) / 感想・レビュー

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ロイヤルミルクティ

★★☆☆☆

2003/12/29

まいきー

父親の壮絶な最後、母の再婚、受け入れてくれなかった恋人に傷つき、植物になりたいと願い、ここではないどこかに思いを馳せながらもどこにもいかずサプリメントで命をつなぐ琴子が痛々しい。絵描きになりたい不登校児も、突然去った恋人を悼みなにも食べられなくなった青年も、その青年の恋人の名を名乗る勝ち気な美少女も皆どこにもいけず、もがきながらそれでも少しずつ動いていく様が狗養作品独特のいじらしさと独りよがり紙一重の文体で綴られていく。読み返すと気恥ずかしさといらいら感もあるがつい読みたくなる本。

2014/04/14

花宴(紅葉賀)

描かれるエリアは決して広くは無いけれど、コスモス畑の緑の土手はハッキリとその情景が頭に描ける。時折に出てくる、それが私の犯した4つ目の罪、今日の朝食バナナ・ミルクティー昼食なし夕食ビタミン剤・カルシウム剤・コラーゲン・鉄分タブレット・ミネラル・水、の文が印象的。

2012/06/07

ヒラソル

みんなが前に進めずもがいてる物語。最後には一歩踏み出せるのか?作中の椅子を差し出されてごめんなさいと言う場面で「ごめんなさいは本当に悪いと思ったときに言うのであって、こういうときはありがとうと言うんだよ」みたいな台詞でこの作者が好きになりました。ありがとうの意味を持ったごめんなさいなのはわかるが、やっぱりありがとうのほうが言われてうれしい。読んだ後からはありがとうと言う様になりました。

2010/09/06

まみか

は!ふと本を閉じて、車窓から雪が見えてビックリ!なごり雪の中、読了。『もうこの世に何の未練もないけれど、最後に太一に会いたいって思う』。生まれ変わっても、見つけたい、そう思います(^^)。

2013/03/02

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