朱い旅 (幻冬舎文庫 あ 6-1)
朱い旅 (幻冬舎文庫 あ 6-1) / 感想・レビュー
takaC
なんと解説は今野敏さんではないですか。前読んだ時はそれが誰だかも知らなかったな。それはさておき、例の十月十日(とつきとおか)を逆算するところ、文庫では大幅に直してあるのですね。ということは単行本のあれはワザとではなかったのか。
2014/09/28
takaC
1998年4月読了。
1999/01/01
MIKETOM
阿刀田作品はできれば全制覇してみたい。95%以上は読んだはずだから、あとは少しずつ、少しずつ…。本書はギリシャ神話をモチーフにしながら自己の出生の秘密に迫っていくという話でいかにも阿刀田風の作品。ギリシャ神話の解説そしてギリシャ、萩、鎌倉の旅行記でもある。一本調子になり勝ちなところを、そういう箇所を適宜挿入することで読み手の退屈さをうまく解消している。うまい筆運びだと思う。それにしても、萩の地元民への軽いイヤミはいかにも阿刀田だなあと思った。この人、気に食わないことがあると皮肉がキツくなるんだよね(笑
2017/01/02
もりた
再読。 なんとなく好き。
2012/12/16
jjj
事実はどうあれ、決定はアルクメーヌが握っている。アルクメーヌとアンフィトリオン、夫婦の愛が握っている。同じように事実はどうあれ、決定は父が握っているのだ、と。父と母の愛が握っているのだと……。(178頁)この本のなかで、心に残った一文です。
2024/03/03
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