ゴーマニズム宣言 1 (幻冬舎文庫 こ 2-5)
ゴーマニズム宣言 1 (幻冬舎文庫 こ 2-5) / 感想・レビュー
mitei
ベストセラーシリーズのゴーセンの記念すべき一冊で当時から今の様子がわかるような一冊だった。しかしまだエッセイという感じで相手を倒すような鬼気迫る感じはあまりないのが印象的だった。
2012/07/09
雲をみるひと
初期のゴーマニズム宣言を文庫本化したもの。80年代から90年代はじめの作品が収録されており、リアルタイムを知るものには懐かしい。漫画といっても評論、社会風刺のような作風なので、文庫本化は違和感無い。むしろ安価に手に入り有り難い面はある。一方、原版の文字数やフォントが文庫本化を想定してないこともあり、細かく読み辛い。文庫本化にあたっては文字を工夫した方が良さそう。
2019/03/01
白義
なっつかしいですねえ。まだまだページ数も少なく戦争論で話題にならなかったころの小林さんです。この頃はエッセイ漫画的な才能が前面でまだ思想、社会ネタはそれほどとがってないですね。あくまで自分の感覚のみを頼りに一切を裁きインテリたちの世界に切り込むスタイルは顕在、というよりあまり党派色がない分この頃の方が上かもしれません。おこっちゃまくんも入っていて、雑誌によって書き方を変えるプロフェッショナルのやり方も見えます
2011/06/23
静かな生活
〔〈童心〉からの出発〕初小林よしのり。確かに小林自身がいう通り、この第1巻は全体的に小品で骨太なよしのり思想の強さが大いに発揮されているわけではなさそうだ。がしかし小林よしのりは第一に子供たちに向けたギャグ漫画を書く人物である。その事実が本書ではよくわかる。「裸の王様」を「裸」と堂々と言えるのは、そうその子供たちなのだ。長い「戦後」が終息していく90年台に求められたのは「裸の王様」に「裸」と言える無数の子供たちをバックボーンとした小林その人だったのである。
2018/03/04
灰色の脳細胞
昔はおぼっちゃまくんのノリについていけなかったけど、いまはゴー宣のおかげで小林よしのりさんのノリも好きになったかも。名前をさらして言うこという人はやっぱりすごい。勇気をくれる。
2010/11/29
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