俺はその夜多くのことを学んだ (幻冬舎文庫 み 1-2)
俺はその夜多くのことを学んだ (幻冬舎文庫 み 1-2) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
デートのあとで男が考えることや、その後の焦りは、みんな同じなんだなぁ。そしてすごくおマヌケ(笑)。都会感覚のイラストの中に、短編が途切れながら、詩のように置かれているので、ちょっと目には、かっこよさそうだが、本文に書かれているように、結局はひとり相撲なので、傍目からみる立場の読者としては、思わずクスッと笑ってしまう。それにしても電話がいくら心配でも、ここまでやれば完璧にコメディである。「~を学んだ」の繰り返しが、余計に笑いの効果をあげている。ところでノンブルが打たれていない本だけど、128ページあります。
2015/07/21
Willie the Wildcat
心情の揺れ。時に、物事を否定的に捉えすぎる。頭を冷やす時間を取ればいいのに、つい・・・。正に、”後の祭り”。若い頃の苦い思いの1つ、「夜中の業務メール」を思い出す。客観性より、どちらかといえば感情が見え隠れ・・・。送信後に後悔の念。失敗に気づいて、同じ過ちを繰り返さないことが大事。頭でわかっていてもつい繰り返すのも人間。恋愛も同じなんだろうなぁ。絵も、哀愁一杯で人間味があってどこかホッとさせる気がする。
2013/09/22
おくりゆう
あっという間に一瞬で読むことが出来る一冊ですが、三谷喜劇がツボなら安定の面白さを楽しめる本だと思います。確かに可笑しいけど、なんだか単純には笑えない、なんだかちょっぴり共感というか染み入る話でした。
2014/01/24
tomi
片思い3年ようやくデートにこぎつけたその夜、彼女の声が聞きたくて電話してしまった事が不幸の始まりだった… あれこれ思い悩み、どつぼに嵌まって行く様子が何とも可笑しく、彼の不器用さにとても共感できる。唐仁原さんの哀感に満ちたイラストも良い。
2013/02/28
ふみふむ
自分にとって都合のよい解釈も不安の膨張も恋愛の妄想。空回りする切ない気持ちは繰り返される。現代は携帯電話やメールで形を変えた空回りが起きるのか、、大人の絵本としてお薦め。
2014/08/09
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