believe光の響き (幻冬舎文庫 さ 1-9)
believe光の響き (幻冬舎文庫 さ 1-9) / 感想・レビュー
ヨイシカ
近親相姦、身体や感情の欠落、援交、セックスなど時代性の濃い(だからこそ今読むと少し古臭くも思える)刺激的で一見特異な設定は、少女と呼ばれる煩瑣な年頃を具象するためのただのパーツに過ぎない。世間や家族や自分自身にさえ向けられる冷めた眼差しと嫌悪感、コンプレックス、常に付きまとう充ち足りなさ、自分が自分以外の何者になることも出来ないことへの苛立ちと失望…10代の頃の行き詰った感情は、サリナだけでなく大抵の人間には身に覚えがあるはず。暗澹とした少女時代の終わりを告げるような鮮やかなラストが印象的。
2009/09/17
TM
高校の時に桜井亜美読破して以来、10年ぶりの読了。 やっぱり彼女特有のグロテスクとファンタジーが混じった世界観は素晴らしい。ただ高校の時より引き込まれなくなったのも事実。
2020/02/15
チエコ
15年ぶりに再読した。
2016/05/15
かえ
再読
2015/08/18
Hi
クライマックスとか、キュンとする大好きな作品。
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