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BLACK OUT (幻冬舎文庫 わ 1-5)

BLACK OUT (幻冬舎文庫 わ 1-5)

BLACK OUT (幻冬舎文庫 わ 1-5)

作家
渡辺浩弐
出版社
幻冬舎
発売日
1999-11-01
ISBN
9784877288082
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BLACK OUT (幻冬舎文庫 わ 1-5) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

chiru

1999年すでに…で始まるサイエンスミステリー連作集、とっても面白かったです!! 人間は科学に征服されるだけでなく、近未来は『科学との心中』を選択するしかないのかも。 そう思うくらい発展していく速さが怖い。 今では珍しくない高度な科学の恩恵と、IT系犯罪を先取りしたミステリーは、最後に切ないどんでん返しもあって楽しめました。 ★5

2018/02/17

マッサー

科学や技術の進歩による特殊な犯罪を大学教授とエリートの女性捜査官が捜査する話。犯罪の裏には科学者やハッカーの優秀がゆえに、人間らしさを超えた方法で世の中を良くしようとする思いが見え、悪いなりにも哀愁を感じる内容でした。❗️❗️❗️❗️❕

2019/08/31

コリエル

1996年に書かれたドラマ脚本用のシナリオを小説にしたものらしい。渡辺浩弐作品らしく当時の先端テクノロジーによる犯罪を捜査していく特殊チームもの。当時記憶に新しかったXファイルのハイテク版みたいな想定で書いたのかもしれない。面白いし、個人番号管理システムやVRにARなどようやく技術が追いついてきたネタもあって時間経過による答え合わせという側面での楽しさもあったが、遺伝子操作など一部ネタを被らせてきたのは何故だったんだろう。

2020/05/02

緋莢

「1999年、すでに・・・」クローン人間、人体発火、コンピューター・ウイルス、AI、ホログラフィ、遺伝子操作、20世紀末、発達した科学を利用した今までにないタイプの犯罪が頻発していた。それに対処するために警察庁内に非公式に設立された組織「警察庁科学捜査部」。大学講師の華屋と、FBIで犯罪心理学を学んだエリート女性警察官の中園が捜査官として任命され、奇怪な事件の解決に乗り出すが・・・

2013/11/22

辺野錠

科学を悪用した奇怪な殺人に対する捜査官というのに『怪奇大作戦』テイストを感じた。そりゃオマージュだろうけど。バイオテクノロジーなど当時から進んだネタが盛り込まれているが科学を悪用と言う核心の部分が全然変わっていないと思った。むしろそのエゴは子供を巻き込んだりと怪奇大作戦よりも悪化している。段々自分の立場に疑問を持ち始めて最後には一線を越えてしまう主人公の姿も哀しい。最終話の決断も哀しかった。バイオ技術の怪物、プラズマ兵器など色んなトリックがある中コンピューターウィルス(物理)は今でも斬新。

2015/09/19

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