ロバート・キャパ: ちょっとピンぼけ文豪にもなったキャパ
ロバート・キャパ: ちょっとピンぼけ文豪にもなったキャパ / 感想・レビュー
ケイ
キャパ著『ちょっとピンぼけ』より、2000年に行われた写真展用に文章を抜粋し写真をつけている。写真集の体裁。キャパのフランス時代の日本の二人の友人の写真も。最後の10ページ程はキャパがインドシナで死亡する直前に訪れていた日本で撮ったもの。戦後10年たった日本の表情がよく撮れているいい写真だが、やはり戦争の時の物とは比べられない。イタリアでもノルマンディーでもドイツでも、そして最後のインドシナにおいても、キャパはほとんど振り向かず、前を見て写真を撮っていた。戦争の只中にいる人を追いかけて撮られた写真たち。
2015/02/19
糸遊
ロバート・キャパといえば、ファシズムにカメラという手段で対抗したユダヤ人だ。くずれおちる兵士やノルマンディー上陸は世界の人々に戦争の決定的な瞬間をとらえ、訴えた。さて、くずれおちる兵士については物議があるようだ。真実はどこに。たとえ、あれが偽りであったにせよ、彼が残した写真で私は当時を知ることができる。写真は世界の断片を決定的な力をもって伝えてくれる。もっと、もっとみたい。目を背けずに。
2012/12/01
earlgray
ロバート・キャパって名前だけしか知らないな。と思ったので借りてみた。写真(作品)が見たかっただけなので、これは外れの印象。ただ、ヘミングウェイの写真だけはちょっと惹かれた。本好きなので(とは言え、ヘミングウェイはほとんど読んだことが無いけど)。とりあえず、①ロバート・キャパのことをよく知りたい②ついでに英語の勉強になったらいいな(キャパの文章と対訳が掲載されている)の2つとも当てはまる人にはぴったりの本。
2011/10/01
moju417
手記の臨場感が写真を超えてしまってるのでは。
2013/03/23
釘
★★★
2013/05/07
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