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漱石研究第14号—吾輩は猫である

漱石研究第14号—吾輩は猫である

漱石研究第14号—吾輩は猫である

作家
小森陽一
石原千秋
出版社
翰林書房
発売日
2001-10-20
ISBN
9784877371401
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漱石研究第14号—吾輩は猫である / 感想・レビュー

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猫丸

漱石論に玉は少なく、ほとんど石ばかり。長々しく梗概を述べてつまらない人生訓を付加しただけのものなど、読後殺意が生じる。嫌な予感を抱きつつ、漱石作品の中でいちばん好きな「猫」の論じられ方を概観しようと手に取った一冊だが、やはりイライラが募る結果に。日本語運用が不自由な国立大教官の文に脳が拒絶反応。先行論文の断片を無理やり引用して先輩に媚を売る営業文章には肌が粟立つ。良い方から三つ挙げると、一位は日比嘉高氏、二位は五井信氏、三位は小森陽一氏。あと、久米依子氏の指摘した「珍野家の冷たさ」に首肯。

2019/05/01

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