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図書館の「捨てると残す」への期待と不安 (多摩デポブックレット 12)

図書館の「捨てると残す」への期待と不安 (多摩デポブックレット 12)

図書館の「捨てると残す」への期待と不安 (多摩デポブックレット 12)

作家
永江朗
出版社
共同保存図書・多摩
発売日
2018-10-20
ISBN
9784877515874
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図書館の「捨てると残す」への期待と不安 (多摩デポブックレット 12) / 感想・レビュー

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カラス

話は桑原武夫蔵書廃棄問題から始まり、本を残すということはどういうことかという考察、そして、図書館には時間も場所も無く蔵書を贈与されても困ることが多いので、いっそのこと古本屋に売った方が必要な人の手に渡る、そう勧めているということ、ここまでが前半。後半は、図書館・新刊書店・古書店はそれぞれ役割が違うので、図書館がキラキラした新刊大型書店を目指さなくてもよいという話から、出版産業の危機は「活字離れ」ではなく「出版流通システムの危機」というべきみたいな話へ。50ページ弱の割には密度の濃い本で、なかなか良かった。

2019/12/04

読書国の仮住まい

1 桑原武夫蔵書廃棄問題で考えたこと 遺族に謝罪したというが、公共物である以上全ての人々に対しての謝罪であるべき。 2 図書館は何を収集し、どう残すのだろう 資料の除籍の決定が不明。 3 「蔵書を図書館に寄贈するよりも、古書店に売るほうがいい」と考える理由 その方が書籍が活きる可能性がある。 4 新刊書店、古書店、図書館 それぞれ役割が違う どっしり構えて研究してみては。 5 出版産業のどこが危機なのか 半世紀読書率は変化なし。 6 複本問題と貸出猶予問題について考えたこと 本は読まれることに意義がある。

2022/06/10

ウリエル

確かに「読書離れ」が叫ばれてはいるものの、実際に人口は減っている。読む人自体が減っているから、本自体が売れなくなっているのは当たり前かなと思うところがある。ただ、最近の読書方法も変化していて、冊子として手に取れる本だけではなく、電子書籍が増えている。私はどうしても電子書籍は慣れなくて、紙の方が「読んだー!」という達成感や充実感を味わえる気がする。皆さんはどうなのだろうか?いろいろ考えさせられる本ではあった。

2019/07/21

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