A book of Sunlight Gallery
A book of Sunlight Gallery / 感想・レビュー
nizimasu
永井宏さんの文章はちょくちょく読んでいたりしたのですが、一体何をしているのかとおもっていた矢先に出会った本。ギャラリーを葉山で運営しながらのアーティストとしての思索と、ギャラリーの「SUNLIGHT GALLERY」の即先を綴った本。どこか、90年代のサブカルの気分がオーバーラップして懐かしい。元マガハで編集もしていたから、ブルータスやオリーブなどの誌名ができていたり、関係者も絡んできたりと楽しいギャラリーだったことは想像に難くない。伝説にはならないかもしれないが、それでも青春の記録と記憶が心に残る
2014/04/30
ri___o_
[再読] 久しぶりに開いた頁は、あの時と同じ大好きがたくさん詰まっていた。読み進めながら自分の気持ちを確かめる度、幾度も幸せな気持ちになり、心地よい風を贈りだす永井さんのコトバが優しく包んでくれるようだった。関わる人たちすべてが柔らかい木漏れ日の世界でドアを行き来できているんだと想いました。
2013/07/16
Kamogawawalker
与えられるものでなく、自ら選び取るもの、また、それを洗練させていくことによって、生活を彩っていくこと。19世紀末にモリスが提唱したことの、百年後の日本における実践、また、いかにそれを定着させていくかという試みの記録として読むこともできました。同時に、私たちに、彼の思想の種が蒔かれ、それぞれに育っていることや、大切に育てていくことが、今まさに問われているとも感じました。知人や、知っている場所がたくさん登場してびっくり。
2013/07/30
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