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主夫と生活 My Life as a Househusband

主夫と生活 My Life as a Househusband

主夫と生活 My Life as a Househusband

作家
マイク・マグレディ Mike McGrady
伊丹十三
出版社
アノニマ・スタジオ
発売日
2014-11-20
ISBN
9784877587321
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主夫と生活 My Life as a Househusband / 感想・レビュー

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とりもり

伊丹十三の翻訳が秀逸。コラムニストの著者が奥さんと役割を交代して、主夫として過ごした1年間の記録(というよりはエッセイか)。最後は契約を取り交わして共働き夫婦になって終わる訳だけど、見事にその先の社会の動きを先取りしていることに感心。もっとも、この夫婦が共働きを選択した理由は「仕事」という自己実現を達成したいからお互いに専業主婦(夫)を選択しなかった訳だけど、少なからぬ現代の共働き夫婦は「生活」のためにやむなく共働きを選択している点が異なるかも。それを於いても、首肯できる部分が多くて楽しめた。★★★★☆

2016/10/06

akiu

新聞社のコラムニストが仕事を辞め、妻と役割を交換し、主夫となった1年間を振り返るエッセイ。1970年代という時代を考えると驚きもありますが、肝心の主夫業は何とも中途半端な感じではあります…。料理は楽しいからハマって当たり前。掃除はハナからする気がないし、洗濯も挫折。…これはツッコミ待ちなのか? などと言いつつも、文章はユーモアがあってたいへんよかったです(伊丹十三の翻訳がいいのかも)。主夫を経て、新たな価値観を見つけた喜びや戸惑い等、様々な感情が文章の端々から感じられ、とても面白かった。

2015/10/15

茶坊主

訳が伊丹十三さんだったので。 有能な専業主婦だった妻が、趣味で成功して、いっぱしの実業家に。その分、家事がおろそかになり、夫が職を辞して専業主夫に。 お約束のどたばたを経つつも、共働きの着地点を見いだしていく、1年の記録。「主夫」になった夫が、どんどん「主婦」かしていく姿が笑える。でもこれ、40年前のアメリカの話。「イクメン」で騒いでるご時世。まだまだ、発展途上か。

2017/02/27

ニケ

のんきにやっているように見えても主婦は色々と大変なのよ。 妻との役割を交換して、1年間主夫をやった著者がたどり着いたのは、社会復帰でガッカリよ。学生の頃、憧れていた男の先輩が「主婦は社会に参加していない」と言っていた事を思い出したわ。

2015/10/29

Tomomi

新しい版になって出てきたのであって原作は1970年代にアメリカで出た本。伊丹十三の訳が秀逸。翻訳だと感じさせない。 ウーマンリブって今では死語になった言葉が頻出するけど死語になった今、女性の位置は変わったのかな。読んでいくうちに1970年初頭のアメリカで夫婦の役割を交換するというのは現在からは想像しづらい大変なことだったのが分かる。うちはここから40年後の日本で逆転している夫婦なので夫にも読んでもらおう。男の人ってこんなに「家事なんて俺でも誰でも簡単に出来る」って思ってるのかな。思ってるんだろうな。

2015/01/13

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