パレスチナへ帰る
パレスチナへ帰る / 感想・レビュー
たまきら
99年出版、パレスチナに生まれ、アメリカコロンビア大学で比較文学を教える教授による、私的でありながら俯瞰で物事をくみ取っているような、空虚な空間を思い出すようなエッセイ集です。…こんな知的な人が苦悩し続ける問題、小さな島国出身の私にはキャパオーバーだ。現在も変わらないこの状況にため息が出るが、この地の歴史はずっとそういうことの繰り返し。読み終わってただただ虚しかった。
2024/09/06
岡本匠
「オリエンタリズム」の著者によるパレスチナ訪問記。訳者は四方田犬彦。巻末に四方田犬彦による「サイードとパレスチナ問題」が掲載されており、パレスチナ問題の歴史の概略が簡潔にまとめられており、本書の理解の手助けとなっている。本書自体は1999年に出版されているが現在に至るもパレスチナの和平は成し得ていない。
2018/03/11
takao
ふむ
2024/10/24
Maumim
パレスチナ問題を、自分がいかに理解していないか。 いかに、米国より=イスラエルよりの報道に洗脳されてきたか。 シオニズムとインティファーダ。 ホロコーストの歴史とパレスチナの現状。 「イスラエル地区の道路は広く、警官がよくて、手入れが施されている。パレスチナ側の道路は極端に狭くなり、轍ができていて、穴ぼこが空いている。まるで南カリフォルニアからバングラデシュに突然に移動したかのようだ。」
2012/05/30
あやほ
一般的な事実を並べられるより、こういうエッセイのほうがすんなり入ってくる。と言っても2割くらいしか理解できてないと思う。ホロコーストと繋がってたり、色んな立場の人の色んな感情が絡んでたり、難しいけど、もっと知りたいな
2021/08/16
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