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ナボコフ短篇全集 (1)

ナボコフ短篇全集 (1)

ナボコフ短篇全集 (1)

作家
ウラジーミル・ナボコフ
Vladimir Nabokov
諌早 勇一
毛利 公美
貝沢 哉
若島正
加藤 光也
沼野充義
出版社
作品社
発売日
2000-12-01
ISBN
9784878933677
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ナボコフ短篇全集 (1) / 感想・レビュー

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ケイ

『神々』のみ読了。英語で読んでから日本語訳で読むも、単語として理解出来ることが増えるだけで、なかなか捉えるべきところがわからない。語る彼の視線が神なのだろうか。地上に描かれる神は空を向いている。降っている雨。そして、最後には空に向かって手を挙げる。虹を語るのは、晴れたのかしら。数日後に再読しよう。

2018/08/27

やいっち

「「言葉の魔術師」が贈る短篇小説の醍醐味。英米文学者とロシア文学者による初めての全篇新訳」というもの。古書店で発掘した本。  ナボコフと云えば、少女に対する性愛を描いた小説『ロリータ』で世界的に有名になった作家。このことが彼への先入観となっているのは否めない。「ロリータ」の作家…。

2023/06/23

きりぱい

内気で、眺める娘たちを脳内のハーレムに置いていたエルヴィンが悪魔に出会った。あなたが気に入ったからいいものをあげるわ。ハーレムなんてどう?ときた日にゃ!さて結果は・・。タイトルは「おとぎ話」。予想がつきそうな気もするけれど、皮肉な話にも茶目っ気があると楽しい。35篇もあって味わいは様々、「不出来なものでも普段着のスッピンの美女と町角ですれ違った印象を残す」なんて評があったけれど、どうでしょう?偶然、復讐、チョールブの帰還、剃刀、名誉の問題、オーレリアン辺りが好み。諫早訳が多いのは偶然かな。

2012/06/22

王天上

以前読んだ作品は難解だった印象があるが、短篇は読みやすい。とても豊かで読んでいて幸せな文章で、内容はどうでもいいからとにかくずーっと読んでいたくなる。そのうち長編にも再挑戦してみよう。

2013/07/13

amanon

五百頁というかなりの大部でありながら、短編集ということと、内容の面白さもあって、殆どだれることなく読み切ることができた。その内容の多彩さは勿論だが、おそらく全てのエピソードの主人公が男性であるというのが何となし気になる。とにかく優しさ、理不尽さ、残酷さ、悲哀等々人のありとあらゆると言っていいくらいの様々な側面を克明に描き切ったその手腕に感服。また、言い回しや比喩も独特で、解説にもあるように読み返すごとに色々な発見があるのでは?と思わせる。できることなら四分冊くらいにして、ぜひ文庫化してもらいたい。

2016/03/15

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