柄谷行人ポスト・モダニズム批判: 拠点から虚点へ (現在との対話 1)
柄谷行人ポスト・モダニズム批判: 拠点から虚点へ (現在との対話 1) / 感想・レビュー
やいとや
再読だが、相変わらずエキサイティング。「日本近代とポスト・モダニズム」で神秘主義と思想の接近で柄谷が云う「彼らの動機はいったい何だろうかと考えると、やはり人を支配することなんですね。だから、ああいう種類の神秘主義ならば、人民寺院になっても別に不思議はないね」という批判が凄い。本書の対談は85年頃。故に、これは、オウムの話「では無い」。しかし、知は間違いなく「オウム的」なるものの胎動を予見し、警告していたのだ、と思うと知の有用性は確かにある、と確信せざるを得ない事を後年の柄谷や笠井の為体を見てすら、思う。
2018/07/21
北条ひかり
3時間14分。横須賀市点字図書館と音訳者さんに感謝。これは文句なしに面白い。ちょっと古い本だけど、ポスト・モダニズムがもたらした空虚な現状と、(僕自身もそうだけど)全く頭を使わずに物語を消費するだけの読者の虚無感の理由がわかる。
2016/01/23
古田更子のデジタル脳味噌ミカンジュース工場ミキサー(時給800円要相談)@批評系YouTuber
浅田彰批判できるのは、柄谷行人や笠井たち。
2022/02/04
感想・レビューをもっと見る