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日本の名随筆 (別巻78) 毒薬

日本の名随筆 (別巻78) 毒薬

日本の名随筆 (別巻78) 毒薬

作家
中島らも
出版社
作品社
発売日
1997-08-25
ISBN
9784878936586
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日本の名随筆 (別巻78) 毒薬 / 感想・レビュー

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アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

驚いたのが歌人の馬場あき子「LSDの世界」。医師立ち合いでLSDを服用し、そのレポートを雑誌に掲載していたって!今とは薬物に対する認識がだいぶ違っていたようだ。現在ではありえない。おおらかというか何というか……。評判は知っていたけれど、読んだことは無かった田中小実昌の文章が読みやすくておもしろかった。今度読んでみよう。森茉莉「麻薬の季節」の熱い怒りも印象的。

2015/12/16

六波羅

毒薬…すごく甘美な言葉だ。二十歳頃、澁澤龍彦のエッセイで知った、毒物の数々、鳥兜、マンゴラゴラ、ベラドンナ、砒素、青酸加里…。死と必ずしも直結しない快楽の為に使用する毒物も魅惑的だ。ニコチン、アルコール、LSD、ヒロポン、阿片。試験管が処狭しと並んだら実験室にこれらの薬物を陳列させて飽かずに眺めるのも一興だ。庭では家庭菜園ならぬ毒草園を作り、植物から死と快楽のエキスを抽出して在野の博物学者と呼ばれたい。博覧強記ないので「さかしま」の主人公「デ・ゼッサント」のようにはなれないか。読書感想文になってないな笑

JunTHR

「だめ、絶対、だめ、絶対」とほとんど新興宗教の洗脳のように繰り返し続けることでそのどうにか好奇心に抗う。それくらい魅力的な、古今東西のあらゆる薬物(ヒロポンからフグの毒まで!)に関する随筆集。体験記、見聞、研究などあらゆる視点。だめ、絶対、だめ、絶対。

2012/02/11

tei

中島らも・編ということで読んでみた。ドラッグ体験記みたいなところは、正直興味がないと読むのが辛い。でも、意外な人が意外なテーマで書いていたりして、そういうのを見るのは面白かったと思う。

2011/03/25

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