日本の名随筆 (別巻8) 将棋
日本の名随筆 (別巻8) 将棋 / 感想・レビュー
OKKO (o▽n)v 終活中
図書館 ◆ちょっと古すぎ。ネタもさることながら、棋士としての生き方、外部から見たその捉え方が古すぎ。91年発行だから仕方ないが、要するにこういうとこばっかじゃない感じになってきたから将棋が今に生きているわけで。こういうとこばっかだと相撲協会みたいになっちゃうよ(反体制ってばTの花みたいな極端なのしか出てこなくなる 笑) ◆吉屋信子「坂田三吉王将」、国枝久美子「女流名人・林葉直子」興味深く。坂田三吉の生涯に一方ならぬ興味アリ。林葉直子は本当だったら不世出の大女流棋士なのだが、自分からはみ出していくとこが彼女
2018/02/27
六波羅
判官贔屓といえば、坂田三吉もそうだ。ほぼ文盲で家族を泣かせ、将棋しかできないような男。老人になり再三の対局の誘いを遂に受け、木村・花田両八段と対局する。坂田三吉は一手目で周囲を驚かせる手を打ったが、それだけ。結局負けてしまった。自分は破滅型天才に惹かれるものがある。同じ将棋の小池重明しかり。
2015/08/14
六波羅
将棋は小学生の頃からやってないので駒の動かしかたがわからない。こんな自分でも楽しくこの随筆は読めた。棋譜が載ってる箇所はさすがに跳ばしたが。兄弟弟子でありライバルの大山名人と升田八段の前半生の境遇の違いに升田八段に肩入れしたくなる。 悲惨な境遇の人間には幸せになってもいたい判官贔屓というやつだ。つづく
貧家ピー
古本屋で購入。著者陣が実に豪華。 菊池寛、織田作之助、関根銀次郎、斎藤茂吉、山口瞳、内藤国雄、亀井勝一郎、坂口安吾、井伏鱒二、団鬼六、等。 升田・大山の二人が袂を分かった理由は?"Wicked"みたいな話や山口瞳が指導対局で、当時若手の米長七段を希望した話など、内容も濃くて面白い。
2013/11/04
ドド
編者は団鬼六。自分で書いたものが最後になっていたので、「すごい自信あるなあ」と思って読んでいたら、なんとこれが一番面白かった。さすが団先生
2010/09/29
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