日本の名随筆 (別巻43) 名医
日本の名随筆 (別巻43) 名医 / 感想・レビュー
行加
作家や医者から見た「名医」は、読み物としてもとても面白いですv 今読んでも、確かに実用として色々頷かされもしますが、名医の為人もなかなか魅力的なのです! ああ、どこかに「アンブロアーズ・パレ」の小説がないかなあ…!!(←一目惚れしましたv)
2015/04/29
がんぞ
かつて肺病は死病だった。安岡章太郎のカリエスを治した名医は幸運もあったのだろうか。作家になるには何より幸運が不可欠。平林たい子の乳がんも当時は死亡率低いとは言えない。阿佐田哲也はもっと読みたい、総じて病気との戦いは長く続くのに文章が短く、結末になっていない。北杜夫(彼と松田道雄だけが診る側)は知人に所見を聞かれて「脳腫瘍の疑いが…」と恐らせたが「更年期障害だった」誤診は恥ではない、批判があったとしたら受け入れるしか無い。
2013/06/28
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