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日本の名随筆 (60) 愚

日本の名随筆 (60) 愚

日本の名随筆 (60) 愚

作家
山田風太郎
出版社
作品社
発売日
1987-10-01
ISBN
9784878939600
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日本の名随筆 (60) 愚 / 感想・レビュー

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kokada_jnet

「愚」というより、主に奇人変人についてのエッセイ集。残念ながら、編者の山田風太郎が自分で選んだ、風太郎作品が、あまり面白くないという。巻末の参考文献には、なぜか、精神医学関係の著書が、多数紹介されているが。そうなると「愚」ではなく「狂」がテーマになるんだけれど。

2019/11/19

Ribes triste

山田風太郎氏選による贅沢な読み応えのある随筆集です。人様の失敗談など、笑えるものもあれば「むむむ」と思わせる含蓄ある話もあったりで大変面白く読みました。

2016/02/04

行加

山田風太郎・編。 自他共に認める?破天荒な文人から、意外な作家さんまでバリエーションに富んだ顔ぶれでしたw 心に残ったのは、芥川の「毛利先生」と水上勉さんの「知恵おくれについて」。 風太郎さんも後書きで仰ってましたが、「人の一生は愚行で満ちている」との言葉に、私も深く納得してしまいました。愚かさを承知の上で、生きていける、そんな人間になりたいです。 あと、佐藤愛子さんの家系が型破り過ぎて凄かった!!www (私の中のサトウハチローのイメージがwww)

2014/11/01

:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

佐藤愛子51歳エッセイ「喧嘩人」すでにぐるりに向かって怒って吠えてる笑。教科書で知って当時はつまらないと感じていた井伏鱒二が、太宰も安吾も「特異な名作家」と褒める道化とは!読もう。赤瀬川原平(尾辻克彦)「眼の曖昧さ・寸借の視線」の意識と視覚というテーマが興味深い。赤塚不二夫のチャップリン(バカボン時代)とキートン(レッツラゴン時代)、ナンセンスからシュール「何が何だかわからないけど面白い」を目指した気持ちの変化。読者において行かれる恐怖と読者を置いてけぼりにするスピードの作品を目指す気持ちの葛藤よ。

2022/08/21

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