狸と五線譜: ポンポコライフ雑記帖
狸と五線譜: ポンポコライフ雑記帖 / 感想・レビュー
けん
1995年刊。小説家、音楽家の筆者が近所のペットショップで売られていたメスダヌキを買ってくるところから始まる飼育記。特に序盤は他の飼育記に比べても、小説家的な洞察に富んだ記述が多く、何度も膝を打ったのだが、中盤からは独自の環境問題やエコロジーへの言及がほとんどで(もちろんそれはそれで大切なことなんだけど)タヌキの話がどこかへ行ってしまい、個人的には拍子抜け。「タヌキも怒るとワンと鳴くことがある」というのは畑正憲氏も少しだけ言及してたけど、タヌキと暮らした筆者の断言で再認識。多摩のタヌキ保護運動や自由の森学
2020/05/27
感想・レビューをもっと見る