埴谷雄高語る
埴谷雄高語る / 感想・レビュー
浅香山三郎
1994年刊。大岡昇平氏と埴谷氏の対談集を前に読み、それと重なる部分もあるが、半分は著者の半生について、半分は『死霊』の構想について。少年期の台湾での生活、学生時代のマルクス主義とアナーキズム、ロシア文学といふ埴谷雄高の思想形成の背景が、対談の名手である著者自身によつて語られてをり、まことに興味深い。
2020/11/20
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浅香山三郎
1994年刊。大岡昇平氏と埴谷氏の対談集を前に読み、それと重なる部分もあるが、半分は著者の半生について、半分は『死霊』の構想について。少年期の台湾での生活、学生時代のマルクス主義とアナーキズム、ロシア文学といふ埴谷雄高の思想形成の背景が、対談の名手である著者自身によつて語られてをり、まことに興味深い。
2020/11/20
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