異装のセクシャリティ: 人は性をこえられるか
異装のセクシャリティ: 人は性をこえられるか / 感想・レビュー
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諸々の文化における異性装の役割を主に演劇という観点から見つめた本。20世紀以降のゲイ文化やヨーロッパに言及するだけでなく、インドやインディアンなど幅広い文化、時代にまたがっている。また、この手の本には珍しくレズビアンについても多数ページが割かれており(レズビアン演劇という観点からだが)、レズビアンとフェミニズムの関係が知りたい方にはおすすめできる。冒頭の「人が真からセクシーであるためには個人が個人のまま掛け値無しで生き、互いにそれを尊重することだ」という文にはハッとした。
2018/03/15
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