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大人のための「性教育」 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.112)

大人のための「性教育」 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.112)

大人のための「性教育」 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.112)

作家
岡崎勝
宮台真司
出版社
ジャパンマシニスト社
発売日
2022-01-25
ISBN
9784880496627
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大人のための「性教育」 (おそい・はやい・ひくい・たかい No.112) / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

宮台が「性愛」について踏み込む。印象度B+  社会の劣化に適応すると性愛の劣化を招く。性愛の劣化は、友愛の劣化、社会(公共)関心の劣化にも結び付く。社会の劣化の悪循環がある。しかし、性愛教育をできる大人は教員初め少ない。経験値が少ないからだ。 そこで「旅芸人」的な性愛先生、韓ドラなどのコンテンツ教育などの体験教育が必要となる。とのこと。宮台の論には概ね同意する。 個人的には、「パパ活界隈」と「女性用風俗ユーザー」が通底では「ダメ意識=低い自己価値」と「孤独の自己合理化(粉飾決算)」がある、という話が面白い

2022/04/18

kenitirokikuti

図書館にて。本誌を初めて知ったが、年2回発行の雑誌だそうな▲日本性教育協会「青少年の性行動全国調査」を引用している。平成後半に若者(中学生から大学生)の性体験率が急減している/宮台真二の記事から。援交のピークは1996年頃だが、いまのパパ活とその周辺は遥かに規模が拡大している。かつて宮台が援交界隈のルポを書籍化したら少女らが参集してしまったが、いまは『明日、私は誰かのカノジョ』がそれ。他方、コロナ禍によって30±5才くらいに女性用風俗が拡散した。性の人権教育化が進み、学校と職場で恋愛が死に、処女童貞が増え

2022/05/28

ゆうきなかもと

宮台真司の比較的新しい本。。性教育そのものというよりも性愛全般について語っていると思う。あるいは性愛というよりも、まともな人間関係の結び方、あるいは濃厚な人間関係を結べる人間になるための条件について話をしているようにも思える。実に地道な宮台真司の活動の一端を垣間見ました。表紙のほんわかとした雰囲気よりもかなり充実した内容だったように思える。読む前の期待値よりも読後の満足度が高かった。

2022/05/07

ゆうきなかもと

宮台真司の比較的新しい本。。性教育そのものというよりも性愛全般について語っていると思う。あるいは性愛というよりも、まともな人間関係の結び方、あるいは濃厚な人間関係を結べる人間になるための条件について話をしているようにも思える。実に地道な宮台真司の活動の一端を垣間見ました。表紙のほんわかとした雰囲気よりもかなり充実した内容だったように思える。読む前の期待値よりも読後の満足度が高かった。

2022/05/07

Bevel

「性愛」を教える性教育が必要である。それは「女の喜びを男がみずからの喜びとして振る舞う構え」を与えるもので、友愛・公共的関心とも切り離せない。筆者がこう述べるとき、男女とはカップルにおける非対称で入れ替え可能な役割になっているように見える。「たまにはまともな男からの告白を受ける。だがダメ意識ゆえに当初は「どうせ口から出まかせ」と理解し、そうでないとわかると今度は「こんな私を好きなのは、男がおかしい」と理解する」こんな薄暗い自意識から生まれる暴力的関係を、この時代にどう肯定したらよいのだろうとぼんやりした。

2022/02/05

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