隣りの男
隣りの男 / 感想・レビュー
allite510@Lamb & Wool
「本人たちには日常的だったり大真面目だったりする言葉、所作、小道具が、ハタから見たらなんだか滑稽(だけど笑うのもはばかられる)」ような笑いと、「暴発直前のまま細かく漏れ出るように噴出する暴力」。いわゆる「劇的」なものをストイックに排除しつつ、不穏さと緊張と居心地悪さを作り出す。つくづく演劇はゼイタクな表現形式だと思う。戯曲などの痕跡だけを追っても料理写真が食べられないようにさっぱり理解は追いつかない。それでも面白いんだけど(料理写真も)。
2017/04/20
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