私戯曲 (宝島COLLECTION)
私戯曲 (宝島COLLECTION) / 感想・レビュー
justdon'taskmewhatitwas
平成元年刊行の本。昔誰かの家で読んだような『カラフルメリィ』も再演のを観たような気がして、記憶の奥底に仕舞われてたコトや人を思い出し恥ずかしくなる。当時雑誌「宝島」のアイドルだったKERAが何故芝居を?と思った気もする。家族の死で覚悟が決まる、そういう雰囲気は確かにある。
2023/12/21
法水
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん初の戯曲集は、戯曲「カラフルメリィでオハヨ」と執筆当時に書かれていた日記を併録。年代で言うと1987年から88年、KERAさんは24、5歳という若さで、現在と同じように演劇(当時は劇団健康)に音楽にと大忙し。秋元康さんやゆうゆや堤ユキヒコ(現・幸彦)監督なんかとも仕事をしていてびっくり。お父様の死が近づくにつれ、日記が書かれる間隔が空くあたりに当時のKERAさんの心情が伝わってくる。戯曲では脱出シーンが割愛され、公演写真で想像して下さいという自由さ。
2016/03/13
かか
日記は 1987年から1988年の激動と言ってもよい時代の日記である この間に父を亡くす 読んでいて 「体を壊すな~」と言ってしまいそうな生活 戯曲「カラフルメリィでオハヨ」 男 9人 女5人 めまぐるしく夢と現実 過去と現在が入り乱れるが 最後は 心にストンと納得できるストーリーだ 一人何役もこなして行く様は見事 実際の舞台を観てみたくなった
2015/07/25
すいれん
「ケラの日記」は読んでて胸がつまった。戯曲「カラフルメリィでオハヨ」の中の「しいたけちゃんのはなし」は、椎茸を食べる度に思いだす。そして口に出す。初めて読んだのは高校生の時。20年経っても覚えてる。
2015/03/19
おか
日記は1987年から88年の激動と言っても良い時代のもの。この間 父を亡くす。読んでいて「体を壊すな〜」と言ってしまいそうな生活。戯曲「カラフルメリィでオハヨ」男9人女5人めまぐるしく夢と現実、過去と現在が入り乱れるが 最後は心にストンと納得できるストーリー。1人何役もこなしていく様は見事!実際の舞台を観てみたくなった。2015.7/25読了
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