グレニッチ・ヴィレッジ物語
グレニッチ・ヴィレッジ物語 / 感想・レビュー
うえ
ニューヨークの、ハドソン河と四番街にかこまれた人口約10万人の土地の物語。「1961年、ニューヨーク市はスクェアからフォークシンガーを閉めだそうとしたが、失敗に終った。60年代を通じて、ヴィレッジではフォークミュージックとジャズがいっそう盛んになっていった。…音楽はヴィレッジではつねに支持されてきたし、戦後はワシントンスクェアが新しい音楽を提供する舞台の役割を果たしている。…ヴィレッジはまた美術の中心でもありつづけた。画家やデザイナーは、ヴィレッジこそ自らの才能を育むところと思いさだめたのである。」
2023/08/14
Akihito Arai
グリニッチ・ヴィレッジと言えば、ビート・ジェネレーションやカウンターカルチャーの東海岸における中心地、なんていう表層的な知識しかなく読み始めたもんだから(常盤さんの作品だし)、びっくりする内容だった。まさかオランダがインディアンからこの土地を買い取った1626年から話が始まるとは。まさに物語。我ながらミーハーだと思うが、読み進めるほどに現地を訪れたくなってきた。まあ、ニューヨークはおろかアメリカ本土に足を踏み入れたことすらないのだが。
2014/10/01
感想・レビューをもっと見る