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新右翼 改訂増補版: 民族派の歴史と現在

新右翼 改訂増補版: 民族派の歴史と現在

新右翼 改訂増補版: 民族派の歴史と現在

作家
鈴木邦男
出版社
彩流社
発売日
2005-04-01
ISBN
9784882029892
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新右翼 改訂増補版: 民族派の歴史と現在 / 感想・レビュー

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isao_key

新右翼といわれる団体の目標は、ヤルタ・ポツダム体制の打倒を目指しているという。本書を読んでも完全には新右翼とはいったい何かがよくわからなかった。ウィキペディアによると新右翼は、既成右翼の「反共」路線に飽き足らず、「維新」や「民族」に大きなこだわりを持ち、より理念的であろうとした。また新右翼の攻撃の対象は米国のみに留まらず、自民党政権や財界、近代科学文明等これまで既成の右翼団体があまり批判したことのないような分野にまで及んでいるとある。なるほど、この観点から見てみると、新右翼の活動についてよく理解できる。

2014/03/08

半木 糺

新右翼活動家として、一線で活動してきた鈴木邦男氏の私史にして戦後右翼の貴重な通史。あくまで鈴木邦男氏の個人的な体験談に基づいているものなので、公平なものとは言いがたいが、貴重な運動史であることには変わりは無い。「新右翼」の誕生の契機となった野村秋介氏と鈴木邦男氏の対談や、右翼活動史の年表も付されており、資料としても使うことができる。仮に戦後右翼の研究をする際には、本書は参考文献として外せないであろう。

2013/03/02

パッチワークス

高校時代に買って、それからすっかり忘れ去っていた。狼は三島事件へのこだま、応答であるという点には首肯されるものがある。共に三島自身言っていた「右翼とは純粋的に心情の問題である」とは確かにこの本のためで、常に右翼の行動には論理よりも心情が先行することを如実に表しているように思われる。何より日本精神ー大川周明によれば「破壊の指導精神」を内包しているのである。

2015/11/20

Toshio Iwamura

鈴木邦男さんの文章はとても読みやすいので、民族派の思想を知る格好の入門書だと思います。

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