じどうしゃトロット (そうえんしゃ・世界のえほん 9)
じどうしゃトロット (そうえんしゃ・世界のえほん 9) / 感想・レビュー
Kawai Hideki
ユリ・シュルヴィッツ強化週間。小さな車体の自動車トロットが、大型トラックや工事車両の車たちに馬鹿にされつつも、レースで見返すお話。同作者のこれまでの絵本の舞台は、ヨーロッパやニューヨークといった場所が多かった印象だが、本作は、メキシコをイメージしたような「サボテン村」での決闘。それにしても、自動車系の絵本って、「相手を小馬鹿にしていたけど、勝負して実力を見直す」パタンが多い気がする。山本忠敬の「しょうぼうじどうしゃじぷた」や「のろまなローラー」もそんな感じだ。
2016/04/25
小夜風
【図書館】トロット可愛い♪今までもいろんなところへ行ってきて、これからもいろんなところへ行くんだろうね。シュルヴィッツさんの絵は色も素敵で、キャラクターはもちろん建物も背景も植物も全部可愛い♪
2015/12/07
たまきら
なんだか西部劇の果し合いみたいなんだぜ。「トロット、カムバ~ック!!」っていいたくなるんだぜ。
2017/03/24
遠い日
シュルヴィッツの絵を求めて。見慣れた絵よりずいぶんデフォルメされているが、色使いはシュルヴィッツそのもの。小さな小さな自動車トロットの意地とがんばり。その自由さもいい。
2016/01/27
Cinejazz
〝元気な小型車<トロット>は、強大な大型車から蔑まれ、露骨な差別に耐えながら、アメリカの荒野をひた走る!・・・「おまえ、ちっこいけど、凄いなあ!」大型トラックたちは、口をそろえて言った「車のなかの 車だぜ!」...「ありがと!」ちびのトロットはそう言うと、夕日に向かってひた走る。でっかい影を後ろにつれて・・・〟ナチス・ドイツやソヴィエト連邦からの迫害、差別の苦難を幼児期に体験した<ユル・シュルヴィッツ>の創作絵本。
2024/02/17
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