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わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

作家
金子みすゞ
矢崎 節夫
高畠純
出版社
JULA出版局
発売日
1984-08-30
ISBN
9784882840701
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わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集 / 感想・レビュー

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mint☆

何度目かの再読。子供の頃父から3冊セットでプレゼントされ大好きになり、今でも大切にしている本です。金子みすゞさんは子供の頃の感性を持ったまま大人になった人なんだなと思う。繊細でみずみずしい感性。こちらの童謡集は読み始めハッとする。そんなこと自分は感じたことがあったかなと。読んでいくと優しい気持ちになり最後は少し切ない気持ちになる。有名な「こだまでしょうか」はこちらに収録されています。まゆとはか、わらい、ふしぎ、あと表題作は特にお気に入り。

2020/02/16

れみ

金子みすゞさんの3冊シリーズの童謡集のうちのひとつ。シリーズ通して読んだなかでは、いちばん耳や目に馴染んだ詩が多かった。好きだなあと思ったのは「大漁」「私と小鳥とすずと」「星とたんぽぽ」。物事を様々な面から見る目と心で紡がれた言葉に、優しく温かな気持ちにもなるしハッと胸を突かれるような気持ちにもなる。

2015/03/27

さゆ

人は孤独や自分を見失った時、己の殻に籠ることで絶対的に自分を確認するパターンと他人と関わる中で相対的に自分を確認するパターンの2つがあると思う。読んだ感じだとみすゞは後者だと思われるが、そのうえで「みんなちがってみんないい」と言っているあたり、前者のような孤独を持っている人に対しては「いつか気づけるからそのままでいいよ」、後者に対しては「自分自身との対話もまた必要だよ」というようなメッセージを送っているように感じられた。みすゞ自身どちらも経験したからこその言葉だろうか。

2023/12/06

優希

心にそっと寄り添うような優しくてあたたかくて祈りの言葉のような詩の数々に癒されました。素朴な美しさが詰まっていて、忘れている感覚が蘇るような感じがします。純粋で清らかな心だからこそ、大人の閉じた目では見えない世界を見ているのだと思います。大事にしたい詩や言葉の数々。とても素敵な風景は、「感じる心」を呼び覚ましてくれるようでした。

2016/01/05

再読。素晴らしい詩集。何気なく素通りしているものでも、こんな風に捉えて素敵だなって思ったり、確かにそうだよなーって思うものもたくさん。私と小鳥とすずと は、小学生の教科書で国語で散々したな。これは本当に短い中に学ぶことが、凝縮されているけれど、他にも、ゆめとうつつ という詩が今回は良かったな。ゆめじゃなんにも決まっていないから、よかろうな。っていう。

2019/02/05

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