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このみちをゆこうよ―金子みすゞ童謡集

このみちをゆこうよ―金子みすゞ童謡集

このみちをゆこうよ―金子みすゞ童謡集

作家
金子みすゞ
高畠純
出版社
JULA出版局
発売日
1998-02-25
ISBN
9784882840756
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このみちをゆこうよ―金子みすゞ童謡集 / 感想・レビュー

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やすらぎ

同じ場所にいて、同じものを見て、でもなぜか感じ方が違います。金子みすゞさんは、人がなかなか感じたり気づくことのできない視点、自らの道をもっています。今日見上げる空や雲、月や星の輝きを、純粋ですっきりした詩のテンポにのって、軽快に踊っているよう。読み終わると、みすゞさんの路をスキップして歩いているような、爽快な気分になれます。自然と笑顔になります。~スズメのようにぴょんぴょんと、路を歩いて見上げます。空のお雲はまん丸で、わたしの心もまん丸で~…忘れていた童心を思い出します。心を解放して、このみちをゆこうよ。

2021/07/14

れみ

3冊ある金子みすゞさんの童謡集のうちのひとつ。やっぱり、言葉が美しく温かく、それでいてハッとさせられる。このなかで印象に残ったのは「草山」「ごてんのさくら」「羽ぶとん」「おもちゃのない子が」。だけどいちばんは「硝子と文字」。

2015/02/08

chatnoir

「月日貝」がロマンティックで美しくて好き。ホタテっぽい形で色が綺麗な貝ですよね...カムイ外伝にも出てきたなぁ。後は蕨の穂を手に例えた詩(うた)が良かった。このシリーズでは全三冊...もう少し挿絵が美しく入った保存版みたいな本を読みたいな。

2018/07/25

吉野ヶ里

金子みすゞを悲しい詩人だと見ていた。純粋さと現実の二律背反に苦しめられた人だと。もしかしたら、彼女は案外楽しく生きたのかもしれない。そこそこ悲しくて、そこそこ楽しくて、そんな普通の人だったのかもしれない。自分の視点の狭さと偏見に嫌気がさす。優しい人間を素直に優しいと認めたいのに、裏側についた傷ばかりさがそうとしてしまう。金子みすゞはどんな人間だったのだろう。

2014/11/11

*すずらん*

みすゞさんの世界観って、絶対に 子供の頃にはあった筈なのに、大人になるに連れて失っていったもの。逆に言えば、この世界観で大人の世界を生きることは、過酷すぎるのかもしれない。みすゞの優しくて繊細な心は、ボロボロに傷付いてしまったのかもしれない…

2012/12/18

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