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金子みすゞ全集

金子みすゞ全集

金子みすゞ全集

作家
金子みすゞ
与田 準一
出版社
JULA出版局
発売日
1992-04-01
ISBN
9784882840800
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金子みすゞ全集 / 感想・レビュー

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フム

幼い子どもって淋しいものなんですね。そういえば、自分自身の子どもの頃を思い出して、そうだったかもな…と思います。頭木弘樹さんの『絶望読書』に紹介されていたので読んでみました。図書館本。淋しい時にそっとページをひらくと静かに寄り添ってくれるような詩だと思います。枕元に置いて、お休み前に読むのもいいかもしれません。

2021/04/06

吉野ヶ里

金子みすゞ好き。玩具のない子がさみしけりゃ、玩具をやったらなほるでせう。母さんない子が/かなしけりゃ、母さんをあげたらうれしいでせう。母さんはやさしく髪を撫で、玩具は箱からこぼれてて、それでわたしのさみしさは、何を貰うたらなほるでせう。

2016/03/24

hiro6636

郷愁めいた懐かしい光景の中に子供の自分は他所の子だという想像がある。

2022/05/13

上高野

手もとにおき、子や孫に引き継ぎたい全集。旧字、旧仮名遣いのため、子供には読みにくいかも知れないが、声に出して感じてほしいと願う。1992年初版本。

ぽん

金子みすゞは友達が少なかったに違いない(伝記的にではなく思索的に)。/誰しも子どものころには持っていたはずの素朴な心情を歌にした印象。難しいひねりが技巧に満ちているわけでもない。「私でも書けそう」と思えるようで、書けない。/しかし自然や生き物が多く詠まれている一方で、「人間」は少ない。登場しても、どこか他人のような距離感がある。親しい友人との思い出を詠みこんだ詩は少ないのだ。とくに『學校へゆくみち』を読んだときにそう感じた。みすゞは「ぼっち」側の人間だ。親近感が湧いた。

2021/01/17

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