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トロッコ (ふしぎ文学館)

トロッコ (ふしぎ文学館)

トロッコ (ふしぎ文学館)

作家
かんべむさし
出版社
出版芸術社
発売日
1994-12-20
ISBN
9784882930938
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トロッコ (ふしぎ文学館) / 感想・レビュー

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スターライト

ツイッターでトロッコ問題の話題が出て、その連想でこの本に着手。トロッコ三部作全部入りなのだが、「おまえ」が問いかける「兄貴」が全て別人とは「スイッチバック式」を読むまで気づかなかった!かんべむさしの初期作品集である本書のうち、お気に入りは「原魚ヨネチ」。ヨネチが沼の主のような存在かと思いきや、読み進むうちにその話の展開に吃驚。私的には、日本短篇SFでもかなり上位に入る作品。初読時にインパクトの強かった「集中講義」は、今回はあまり胸を打たず。皮肉な「サイコロ特攻隊」も、かなりの好印象だった。

2019/10/08

だちょう

独特の言語感覚を見せつけられる短編集。「言語破壊官」が面白かった。真理にたどり着くも最終的に社会的に狂人となる、という内容は「鏡人忌避」とも共通していると思うけど、こちらのほうが筋道の通った独特の恐怖感があってよい。「事件関連死者控」の不気味さも良かった。最後に載っている「サイコロ特攻隊」は、自分が初めて特攻関連の本を読んだ時の無力感というか悲しみをそのまま言語化してくれたような作品だった。

2015/09/27

記憶喪失した男

かんべむさしのベスト短編集らしいのだが、収録作がぼくの趣味とちがいすぎる。あの作品もない、この作品もない、のため、やはり、かんべむさしはいずれ、全短編を読む覚悟で臨みたい。

L

2010/03/31

けいちゃっぷ

「背で泣いてる」「言語破壊官」「ベルゴンゾリ旋盤」「サイコロ特攻隊」等々いいのが揃ってるね。かんべはこれだけ読めば充分じゃねw

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