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百光年ハネム-ン (ふしぎ文学館)

百光年ハネム-ン (ふしぎ文学館)

百光年ハネム-ン (ふしぎ文学館)

作家
梶尾真治
出版社
出版芸術社
発売日
1995-04-15
ISBN
9784882930983
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百光年ハネム-ン (ふしぎ文学館) / 感想・レビュー

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nana&qoo

初読み作家さん。叙情的SF短編集。初出が71年〜80年代の作品がほとんどで、そのせいか子どもの頃読んだマンガやアニメを彷彿とさせるものが多かったです。読んでいると萩尾望都さんや松本零士さんの絵柄が浮かんできます。太陽系から137光年も離れた星に住むくらいなのに、録画技術が何故かテープだったり、といった科学的には古い話もあります。夫唱婦随な男女関係も、昭和な印象。それでも、その古めかしいレトロな美があり、面白く読みました。『もう一人のチャーリー・ゴードン』『百光年ハネムーン』が特に良かったです。

2016/09/07

horuso

デビュー作の「美亜へ贈る真珠」は10年ほど古く、1篇は後年のだが、多くは1980年前後に書かれた短編集。つまり、ぼくがリアルタイムに読んでいた頃の作品で、今世紀に入ってからの作品と比べると、これぞリリカルSFという感じで、やっぱりカジシンってこれだよなあと嬉しくなった。近年の作品は妙に平易な文体になっているが、この頃の文体のほうがずっと好き。忘れていた作品もあったが、それも含めてひたすら懐かしい。ぼくの中では「マイコン私情」や「Yoのけそうぶみ」の頃のASCIIと一緒に思い出す時代の空気感をまとっている。

2019/07/07

Valkyrie

どの作品も面白かったけど、表題作の「百光年ハネムーン」、「梨湖という虚像」「一九六七空間」がいい感じ。「おもいでエマノン」は何度読んでも後日談の再会の話がいいなあ。

2018/12/31

いろは

タイトルに惹かれて図書館で借りた、初読みの作家さん。普段SFやファンタジーは読まないので、このジャンル全然詳しくないのだが、中学生の頃読んだ「星新一さん」を少し思い出した。短編がいくつかある中で、最後の「百光年ハネムーン」に全てが集約されており、読み終わった後はほっこりした気分になった。★★★

2017/11/17

ぱぱちん

かなり昔に読んだ記憶があるが、図書館でフェアをやってたので懐かしくて借りてみた。どれもこれも恋愛がらみのSFだけどやっぱり昔のほうが純粋さが色濃く出てる気がする。エマノンは久しぶりに読んだら懐かしすぎて泣けそうになった。チャーリーゴードンにしろヴェールマンにしろ、下書きになった物語とは別の楽しみ方を教えてくれている。黄泉がえり2も期待しよう。

2019/03/29

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