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日がわり一話

日がわり一話

日がわり一話

作家
眉村卓
出版社
出版芸術社
発売日
1998-05-01
ISBN
9784882931546
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日がわり一話 / 感想・レビュー

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そうたそ

★★☆☆☆ 映画からこの眉村氏のショートショートを知ったという人も多いかと思うが、自分もその一人である。ショートショートと聞くと、星新一の諷刺の利いたオチのあるものを思い浮かべるが、そういうものを期待して読むと、少し違和感を抱くかと思う。余命宣告を受けた妻に一日一話ずつ書き綴られたものであるため、内容が複雑なもの、ブラックなものはないし、第一に一般の読者を想定して書かれたものではない。そのため、少し物足りないと思ってしまうが、まさにタイトルどおり「日がわり一話」ずつ読みたくなる物語たちではないだろうか。

2013/08/28

ジャズクラ本

◎妻に捧げた1778話は、捧げたものという意識で読んだが、これは敢えて普通のショートショートとして読んだ。若い頃、狙われた学園だか、謎の転校生だかを読んで、なんだコレ?とあまり好意的に受け入れられなかったが、今、眉村卓は眉村卓なんだと受け入れられるようになった。これに30年を必要とした。まさしく阿呆ですな。。

2019/07/28

読みやすい3ページぐらいのショートショートがたくさん収録されている本。特定の相手のためにあまり過激でないテーマで書かれているので、易しくてさらっと読める。その中でも茶目っ気があるもの、ちょっと不気味なもの、それぞれすこしずつ手触りが違って楽しかった。一気に読んでしまったけど、詩集みたいに気が向いたときに少しずつ読むのがよかったかも。

2023/03/12

introduction

亡くなられたことをきっかけに読んだ。ショートショートは星新一さんしか読んだことがなかったけれど、この本を書かれたきっかけにホロリ。あちらでゆっくりされていますように。

2019/11/13

あられ

草彅剛・竹内結子の「僕と妻の1778の物語」を観たとき、原作を読まなくてはと思ったのに、読むまでに時間がかかってしまった。この本が書かれた理由を知ると、とても切なくつらいが、それぞれの短編がとても面白い。腹を抱えて笑えたり、絶句したり、くすりとくる・・・ここまで書いて思った。 この本は、本物の「ピエロ」だ。

2012/09/03

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