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碑文谷事件 (鬼貫警部全事件 1)

碑文谷事件 (鬼貫警部全事件 1)

碑文谷事件 (鬼貫警部全事件 1)

作家
鮎川哲也
出版社
出版芸術社
発売日
1999-07-01
ISBN
9784882931690
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碑文谷事件 (鬼貫警部全事件 1) / 感想・レビュー

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セウテス

鬼貫警部の短編集で、ハルピンの警部補時代の二作品など八作品です。やはりメインは、列車トリックを含むアリバイ崩しであり、鬼貫警部の地道な捜査、ねばり強さを楽しむ事が出来ます。ただし現代ではトリックに使えた寝台列車等も走っておらず寂しい限りです。スピード化の為に、アリバイトリックも成立させる事は難しいと思われる作品も多くなりました。死体の身元が判らないまま、容疑者のアリバイと戦う「誰の屍体か」は、他に類似作品のない名品だと思います。「アリバイ崩し」の奥の深さ、謎を解くきっかけの意外性など堪能して欲しいです。

2015/10/07

紅はこべ

最初の二編は鬼貫警部の満洲時代の話。全編アリバイ崩し。表題作では、そんな動機で殺されるなんて、女はたまったもんじゃない。鮎川作品には、女性観が古いものもある。時代的に仕方ないかも知れないけど。

2008/08/02

源氏星

「出版芸術社」のこのシリーズ、解説も楽しませてもらっている。長編化されているものもおいおい読んでいきたい。昔読んだものもいくつかあるがすっかり忘れているので…。

2022/03/04

shiaruvy

【H11.07.20 初版】

2017/08/05

てっちゃん

鮎川さんの作品も随分久し振りに読んだ。さすがに多少古さもあるけど、実に見事にアリバイ崩しの醍醐味が堪能できる。表題作の「碑文谷事件」・「誰の屍体か」・「人それを情死と呼ぶ」などが良かった。

2016/03/31

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