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山田風太郎コレクション 1

山田風太郎コレクション 1

山田風太郎コレクション 1

作家
山田風太郎
出版社
出版芸術社
発売日
2000-12-01
ISBN
9784882931959
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山田風太郎コレクション 1 / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

Part2は、珍しいショートショート「贋金づくり」「パンチュウ党事件」「こりゃ変羅」「江戸にいる私」などユーモア小説篇。Part3は姫と爺とその孫の少年の3人組が、昭和30年の新宿で敵を探すという、時代劇の設定をそのまま持ってきたような一話完結の連作ミステリー。「三人の辻音楽師」「新宿殺人事件」「赤い蜘蛛」「怪奇玄々教」「輪舞荘の水死体」 Part4には心理サスペンスの要素が強い「あいつの眼」「心中見物狂」「白い夜」「真夏の夜の夢」を収録。 幅広いジャンルで山田風太郎を楽しみたい!という方にはぜひお勧め。

2004/08/26

たいき

序盤は慣れない言葉遣いとよくわからない戦後の時代背景に挫折しかかったが、こりゃ変羅あたりからだんだん面白くなってきて最終的にはかなり良かったと思えた。70年前も今も人間が考えてることの本質ってあまり変わらないんだなと。「江戸にいる私」「こりゃ変羅」、パート3、4はどれも面白かった。あの三人組は復讐を完遂できたんだろうか。これを読む人には序盤であきらめないでと言いたい笑

2023/03/07

はまちゃん

山田風太郎氏の短編推理小説集。山田風太郎氏といえば、「甲賀忍法帖」や「魔界転生」などの怪奇時代小説のイメージが強いが、デビューはミステリーであり、多数の傑作を残されているとのこと。知らなかったとはいえ、申し訳ありませんm(_ _)m 本作に掲載されている短編はいずれも戦後の昭和が舞台であり、今の時代から見ると古臭い感じを受けるが、トリックや構成にはおもしろいものが何作品も見受けられる。個人的には、「夢幻の恋人」、「こりゃ変羅」、「江戸にいる私」と「真夏の夜の夢」が好き。

2013/08/15

私的読書メモ3328

これまで雑誌に掲載されたきりになっていたという十七編を集めたもの。悪い意味で、それも納得の粗いものが多いですが、それでも随所にこの作者らしさがあります。例えば『おんな牢秘抄』の雛型らしき『女探偵捕物帖』は、女主人公の魅力的な造形などは流石ですが、回を重ねるに連れてどうにも人物が動かなくなり、失速していき、打ち切りも止む無しという印象。しかし、構成に妙のある作者であれば、完結を見たかったという気持ちは強く喚起されます。他に『二つの密室』第一話、『こりゃ変羅』、『真夏の夜の夢』などは作者らしさを楽しめました。

2015/03/10

おふねやぎっちらこ

山田風太郎って時代小説だけじゃないのね、ほとんど昭和20年代の作品だけど面白かった。

2005/09/17

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