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いいかげんワ-ルド

いいかげんワ-ルド

いいかげんワ-ルド

作家
眉村卓
出版社
出版芸術社
発売日
2006-07-01
ISBN
9784882933021
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いいかげんワ-ルド / 感想・レビュー

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guu

ジュブナイルで出会い、初期のショートショートを愛読して以来だから相当の年月が空いてしまったけれど、なるようになるさ的眉村ワールド健在でとても懐かしくてあったかい気持ちになりました。癌を患った奥様のために毎日ショートショートを描いた眉村さんが久しぶりに送りだした長編は、愛妻を亡くし希望の見えない日々を送っていた老齢の主人公が、元教え子の描いた支離滅裂な空想世界の中で様々なあり得ない経験を経た後に残り少ない人生を前向きに生きていこうとする話で、それは同時に眉村さん自身のしなやかな覚悟に見て取れました。

2010/10/30

misalyn

いろいろ無理・無茶苦茶があるけどそんなもんかなぁと436ページまで必死に読み進め、残りの4ページで呆然… まぁ確かに『いいかげんワールド』っていうタイトルだけど。中身だけじゃなく終わり方までいいかげんなんだぁ(*´-`)

2018/08/18

ワッツ

いいかげんにも程がある。老人RPG。何やら異質で一寸長く感じたが、続きがあるなら読んでみたくなるくらいであった。ところどころ読み方によっては悟りの書にすら見えてきた。

2014/04/17

Mc6ρ助

司政官シリーズが大好きだった。30余年を経て、人類が進出していく宇宙はいいかげんワールドに、司政官はまつろわぬものに、SQ1はロボット1号になってしまった。とはいえ、これらにはやはり何かしら通底したものがあるように思うのは、インサイダーSFと呼ばれた司政官シリーズを読み間違えてしまったのかしらん。能うことならば、この主人公に天寿を全うして欲しいと、願う。それでも、その先に明るい未来があるわけではないのだろうが。

2017/02/09

さたん・さたーん・さーたん

老境を迎えた作家の平凡な毎日が、突如ファンタジー世界「カイジワールド」に紛れ込み、しかし歳も歳なので冒険はほどほどに、平凡に過ごす。建国ファンタジーのストーリーラインから外れて自分らしい住みよさを目指す志は好感が持てるけれど、結局なんなのかよくわからない「いいかげんな」境遇・力を持て余してその日ぐらしに生きる主人公の姿を、どう消化したらいいものか。

2017/10/04

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