日本SF全集 1 1957~1971
日本SF全集 1 1957~1971 / 感想・レビュー
くさてる
そうそう、昭和の日本SFってこんな感じ。と懐かしみながら読んでいったけれど、それでもそこかしこにぐっと惹きつけられる面白さは懐かしさ補正のためだけではない印象。既読のものも多かったけれど、個人的には初読の「X電車で行こう」がすごく面白かった。
2013/11/13
ぐうぐう
待望の『日本SF全集』第1巻は、その黎明期に書かれた短篇が収録されている。産声をあげたばかりのジャンル特有の初々しいエネルギーがたまらない。眺めてみると、楽観的に未来を空想するのではなく、どの作家もSFというツールを社会批評として活かしていることに気付かされる。「処刑」は圧巻! あと「両面宿儺」「さまよえる騎士団の伝説」「X電車で行こう」あたりがお気に入り。2巻が待ちきれない!
2009/08/29
仮ッ子
星新一、小松左京は私にとってオトナの本の入り口として読んだ作家。ビバ!SF創成期!名前は知っていても未読の作家さんが多いので、これをきっかけに読んでみたいな。いちばん好きなのは豊田有恒の「両面宿儺」。日本のありようの問題点を突きつけられ、ガーーーンと。
2009/08/14
fukumasagami
既読作品が1/3、あまりにも読んでなさすぎだなーって。もういちど勉強し直しのためにと読みました。初読で楽しめたのは「両面宿難」「X電車で行こう」。星氏、小松氏、筒井氏、矢野氏はさすがに上手い。再読でも面白い。あと石原氏はここに入る方だったのかー。光世紀シリーズが日本SFのマイベストです。
2010/09/04
けいちゃっぷ
なかなか本が読めない状態が続いているので、ポツポツと読んでました。100枚以内という制限があったようですが、それでも各人のベストかというと首をひねる作品も多いですが、まずはスタートを切れたことを喜びたい。それにしても、ほとんどは読んでいるはずなのに、情けないことに細部を忘れていたり内容をすっかり忘れている作品の多いことよ。逆に新鮮に読めていいんだけどね。436ページ
2009/08/13
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