四角い魔術師 (ふしぎ文学館)
四角い魔術師 (ふしぎ文学館) / 感想・レビュー
みつけるちゃん
ショートショートと短編から成る作品集だが、長さに応じて仕込まれた仕掛けの違いが面白い。一方で、両者は全くの別物というより地続きであるような印象を受けた。ショートショートがラスト何行かであっと度肝を抜くタイプではなく、じわじわ怪奇や幻想、恐怖を染み渡らせるものが多いからだろう。悪夢の続きのような現実。
2020/07/27
キキ
お借りした本。ショートショートと短編小説を集めた作品集。怪物や幽霊が沢山出て来て、尚且つグロい。内容文体共に、好き嫌い分かれる本だと思います。正直私は少し苦手でした。終わりの無い悪夢が何処までも続いている感じで、読んでいる最中も読み終えた今も頭が上手く回らず、ぽんやりとしてしまいます。面白いと感じた作品は、「よけいなものが」「魔女の巣箱」「十月の映画館」「象のいる夜会」でした。
2018/12/19
Maki Uechi
★★☆☆☆
2016/03/20
ふう
あっさりシンプルな「よけいなものが」、やっぱり一番好みな「残された文字」、何気なく読んだら意味わかんなそうな「ロマンチスト」など26篇のショートショートと短編からなるベストっぽい選出の豪華な井上雅彦作品集。巻末の著者リストによると「竹馬男の犯罪」ってもう20年も前なの!? いつ読んだか忘れてるけどなぜかノベルズの表紙はすごく印象に残ってる。って内容はもう…いつか読み返そっとw
2013/02/15
あーしぇ
ふしぎ文学館50作目にしてSFWJ50周年記念出版作品でもある怖い怖い短篇集。個人的には「菓子宵」の簞笥の上の少女が怖すぎる。後半の収録作ほど版面から酸化した鉄のほのかな匂いが漂ってきます…。
2012/12/01
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