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夢巻

夢巻

夢巻

作家
田丸雅智
出版社
出版芸術社
発売日
2014-03-27
ISBN
9784882934585
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夢巻 / 感想・レビュー

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瑪瑙(サードニックス)

「試練」にはクスッと笑ってしまいました。美しいお話もあれば、笑えるものもあり、奇妙なものもありました。どうしても星新一さんと比べてしまうのですが、星さんの方がインパクトがあったように思います。星さんの時とは時代もちがうし、風潮も変わってしまったので、ショート・ショートを書く事は難しくなっているのではないかと思います。田丸さんのショート・ショートはサラッと読める感じで、それが田丸さんの作風なのだろうと思いました。

2016/08/01

たんちゃん✡。:*☪·̩͙

田丸さん3作目です。今回は、もしかしたら日常で起こってもおかしくない様な、それでいて不思議で面白い20編のショートショート。お気に入りは「蜻蛉玉」「大根侍」「綿雲堂」「岬守り」「夢巻」。「綿雲堂」と「夢巻」は胸が「きゅんっ」としてしまった。

2016/02/19

佳音

ショート・ショートの新星登場。すれ違いざま、買った大根と大根があたると、「切り合い」が始まる大根侍が特におもしろかった。彼のこれからの作品が気になる。

2014/08/08

はな

図書館本。海色の壜を読んだ時も思ったけれど、作家さんの想像力が面白いと感じる1冊。ショートショートという短い文章でこんなにも面白くてのめりこんでしまうお話がたくさん浮かぶなあと感心します。好きな話としては表題作夢巻。蜻蛉玉、大根侍という所かな。不思議系もあるしちょっとぞくっとするものもあってドキドキしながら読めました。

2017/03/17

tomi

ありふれた日常から不可思議な異界へ紛れ込むショートショート集。町なかで大根を腰に差した男に闘いを挑まれたり、エレベーターの階数表示がルーレットになっていたり、同僚のあごにネギが生えて栽培していたり…と奇想天外でなかなか面白い。「綿雲堂」「夢巻」といった幻想的な作品も良かった。著者は初読み。よく「星新一の孫弟子」と紹介されるが、星とはだいぶ作風は異なる。

2016/09/08

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