筒井康隆コレクションVI美藝公
筒井康隆コレクションVI美藝公 / 感想・レビュー
いちろく
紹介していただいた本。戦後の日本が映画を中心とし発展していった架空の世を描いた作品、美藝公。映画が一番であり何よりも大切とされる価値観の中で問われる、経済という位置づけ。コロナ禍に揺れる現実の世が、何が大切なのか?と問われているからこそ、この作品のメッセージ性が、テーゼともアンチテーゼとも受け取れ重く、そして興味深かった。
2021/04/29
渡邊利道
『美藝公』は、単行本と比べてサイズが小さいのでより「資料」っぽく見えるのが面白かった。この本は何と行ってもクラリネット言語が懐かしくもやっぱり意味不明で続きが気になってしょうがない。精神病院ルポや大阪万博ルポは、多彩な文体で着実に注文をこなす感じが毎度のことながらプロだなあと感心させられる。一応ある程度時系列に沿って読みたいのでここでは『歌と饒舌の戦記』は後にとっておく。
2017/08/07
耳クソ
とりあえず今よりかは楽しい時代であることは間違いないので、半世紀前の若者たちはどうか安心してほしい。
2021/01/30
shuha
「美藝公」の魅力を確認。こんなに面白い作品だったっけ! 文明を見事に切っており、今も色褪せない。 「歌と饒舌の戦記」は、以前は面白く読んだのだが、あれあれ?という印象。筒井氏は気に入っているようだが。
2018/10/18
Tadashi Kawamura
PARTⅢ、PARTⅣのみ
2018/11/06
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