広告コピーってこう書くんだ!読本
広告コピーってこう書くんだ!読本 / 感想・レビュー
徒花
KUにて。コピーを書くときに大切な、基本的な理論が簡潔にわかりやすくまとめられた一冊で、すぐに読み進められるものの、重要なポイントがかなりぎっちり詰まっている良書。コピーライターをはじめとした「文字」を職業にした人々は多くの場合「センス」や「奇抜性」なんかを売りにしていると思われがちだけど、じつは「売れるスタイル」を個々人がしっかり構築してコンスタントに生み出せるからこそプロなのだなぁということがとてもよくわかる。
2016/08/12
ハッシー
★★★★☆ 新潮文庫「Yonda?」、「日テレ営業中」などの名コピーを生み出した著者が20年以上実践してきた「発想体質」になるためのトレーニング方法を紹介した本。言葉を使うプロであるコピーライターの本はどれも分かりやすく、腹落ちする。書かれていることは、他の業界にも当てはまる話だと思うし、とても参考になった。「受け手は、一生、なんかいいよね、なんかステキよねと言い続けます。つくり手は、なぜいいのか、これこれこうだからじゃないか、と考え続けます」確かにそうなんだろう。「なぜ」を考える癖をつけたいと思う。
2019/09/02
ユーカ
著者は新潮文庫の「yonda?」キャンペーンを生み出した方。私も見習いの時にやらされた「100個つくれ」というようなトレーニング的な話もありつつ、コピーの先にいる不特定多数をどうとらえるか、クライアントとの関係、時代のとらえ方など、実践的で高度な内容が半分以上を占めています。作ったコピーがそれを満たしているか、一つひとつ確認したくなる(笑)。この本にあることって、キャッチコピーだけじゃなくて、何らかのキャンペーンの打ち出しに関わる、あらゆる職種の人に通ずるんじゃないかな?
2016/08/22
こうせいパパ
「知っているのに意識の下に眠っているようなものを言語化することで蘇らせてあげる。」秀逸なコピーは確かにそんなものが多い気がする。著者の熱意が込められた一冊。
2016/09/16
miu
人の心を動かす話をするには、コピーを応用すればいいのでは?ってことでこの本。これはね、いろんなところで役立つ気がする。営業や接客の仕事の人は特に。「常識とコピーと芸術」の三分法のところ、面白い。わかってはいるけれど言葉にしにくかった「そういえばそうだね」を言葉にするのがコピー。短い言葉で端的に。感性やセンスよりも論理。日々何となくではなく、何故なんだろう?と頭を働かせることでどんどんコピー脳になっていく。これを続けていけば、いつかひょっこり私的名コピーが生まれるかも。
2016/10/17
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