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からっぽの世界

からっぽの世界

からっぽの世界

作家
山田花子
出版社
青林工藝舎
発売日
1998-01-01
ISBN
9784883790012
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からっぽの世界 / 感想・レビュー

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ごま

わかりやすいつらさじゃなくて、わかりにくいつらさが描かれていた。たぶん本人にしかわからないつらさ。なんでそんなことがつらいの?って言われそうだから誰にも言わない。そういうつらさ集。

2013/11/11

みゃーこ

絵がいいっ。作品の中で1作ぐらい共感できるところがあった。自我が揺れ動いている思春期を思い出す。非常に危うくって繊細で脆く痛々しい描写。

2012/08/15

kujira

この人のマンガを読んでいるとどんどん辛くなってくる。「悲しいあるある」みたいなあるあるネタに頷いてしまう自分も悲しいし、そんな悲しいネタをひとつひとつ収集していくように紙の上に描き起こしていった作者を思うとなんだか辛くなってくる。このマンガ大好きなんです、と目を輝かせて語る人とはお友達になりたくないけど、このマンガを読んでもなにも思わないという人とはお友達になれそうにないと思った。

2012/07/17

ジョニーウォーカー

もう何年も前に自殺した女性漫画家による短編集。子供の頃きっと誰もが経験したであろう学校での嫌な出来事、友達との些細なトラブルなどのエピソードが、じつに細かく、リアルに、陰湿に描かれている。現実の社会では多くの人がそんなことに気づかないフリ、忘れたフリをして生き続けるなかで、彼女は大人になってからもずっとその傷をほじくり返し、人間関係というものに絶望していたのかもしれない。なんだか嫌になるほど共感できる自分がいた。自殺はしないけど。

2008/07/26

名前ちゃん

心が静まったりはっとさせられたり今までも見ていたしたまに意識にも上るがさすがに毎日毎秒は意識して生きてない人間の暗い部分を意識させられた

2016/07/10

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