ぼく虫: 西岡兄妹初期作品集
ぼく虫: 西岡兄妹初期作品集 / 感想・レビュー
王天上
ガロのエキスが希薄になってしまったアックス作家陣の中でどす黒く輝いている作者の初期作品集。完成度の高い作品もけっこうあるが、一番印象に残ったのは、付録のデビュー三部作だ。足穂が、僕の作品はすべてデビュー作の解説だというようなことを言っていたことを思い出した。
2013/03/12
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漫画をめくっていると、毒が指から染み込んで来て、その毒に犯されてしまうんじゃないだろうかと不安になります。不気味だけど、ちょっと可愛い絵、歪んだ思考、狂った世界。。。気持ち悪いけど、魅力のある作品です。つげ義春のような世界感。
2011/12/05
龍國竣/リュウゴク
初期の作品集。現在の作品と比べると、科白の分量が少なく、より抽象的に、画で読ませる内容となっている。自身の体、あるいは周囲の世界への違和感が主題になっている。それは、ともすると残酷な話でもあるが、画がそれを中和させている。寧ろ、かわいらしく思える。
2012/02/28
キミカ
最近の画風とちょっと違って等身とか輪郭とかが人間っぽい。暗喩があるようでもなく←私の読解力不足かもたけど)悪夢をそのまま漫画にしたような気持ち悪さが面白い。
2010/03/14
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